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「JR津山線はいいぞ」は、岡山と県北津山を結ぶ地方交通線。非電化で、気動車の走る路線です。私鉄の中国鉄道として開業後、国鉄・JRと120年を経て、里山の中を巡り続ける、地域公共交通と、都市間連絡を担う「JR津山線■」を中心に、発信(応援)するサイトです。
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津山線の線路・鉄道施設
津山線のあらまし
津山線は、岡山駅から津山駅間58.7㎞を結ぶ、単線、非電化の地方交通線です。途中の駅数は法界院から津山口の15駅(交換可能駅9駅)。閉塞方式は自動閉塞(特殊)、最高速度は95㎞/hです。
閉塞方式:自動閉塞方式(特殊)
駅間に一つの閉塞区間を設けたもの
軌道回路(線路の左右のレールに弱小な電気を流すように設けた電気回路)上を車両の金属製車輪が通ると車軸によってレールに流れている電流が短絡されます。この流れの変化に応じ、信号に現示します
信号・転轍機等の管理はCTCセンターで行われ、SRCと呼ばれる方法で、コンピュータ制御(列車の出発順序、信号機、転轍機の操作をプログラミングしておくことにより、自動的に機器の操作が行われます)され、人為ミスの軽減、省人化が図れます。
途中駅の配線
線内の途中交換駅の多くは、相対式ホームを持ち、片開き分岐により待避線側に分岐されています。分岐側への速度制限が35㎞/h
であることから,10番分岐器が使われているものと考えます。
又、多くの駅では、1線スルーとなっており、通過列車が、直線側を通行でき、分岐器速度制限が適用されません。列車交換のない場合は、直線側(通常 駅出入口側)に列車が発着可能で乗降の利便性が向上します。又、本線側、副本線側共、両方向へ出発可能となり、折り返しや、追い越し等、列車運用の自由度が高まります。
『中國鐡道案内記』から、橋梁、標高、勾配等の記述を拾うと、
・橋梁:旭川の橋梁を初めとして、その総数四十八ケ所。最も長きは旭川橋にて、六百九呎
六吋(約185.8m)最も短きは、三谷川二号橋にして十二呎(3.6m)なりとす。
・コベルト:之は橋梁の小なるものの謂いにして総数八十九ケ所を設けたり。
・高低:誕生寺驛付近を最も高しとする。これを岡山市驛に比すれば五百六十呎
(170.7m)の上なり。
・勾配:上り下りの勾配は最も急なる處にて、四十尺進みて一尺昇降する割合(25‰、
1000m走る間に25m登る勾配)なり、箕地手立等隧道の前後には其の勾配あり。